RIZIN.47 ジョニー・ケース VS “ブラックパンサー”ベイノア の試合展開予想

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2024年6月9日に行われるRIZIN.47で対戦する、ジョニー・ケース VS “ブラックパンサー”ベイノアの試合展開予想を、両者の特徴を交えて書いていきたいと思います。

ジョニー・ケース選手の特徴

ジョニー・ケース選手はUFC経験者で、2018年からRIZINに参戦しています。RIZINでは、矢地祐介選手、北岡悟選手、ホベルト・サトシ・ソウザ選手に3連勝し、またイケメンであることも相まって、一躍人気選手となりました。その後は、トフィック・ムサエフ選手、ホベルト・サトシ・ソウザ選手、武田光司選手に敗れはしているものの、その後再起戦では、大尊伸光選手に勝利しています。ケース選手のファイトスタイルは、長いリーチを生かしたジャブが有効的で相手を懐に入らせない選手です。ジャブでタイミングを計りながら、強烈な右ストレート、左右のフックを打ち込んでいきます。ハンドスピードが速いため、撃ち合いも得意としています。カーフキックも得意で、リーチが長いため遠い距離から蹴ることができます。また、バックボーンを生かしたレスリングも得意ではありますが、フィニッシュした試合のほとんどは打撃のKO/TKOによるものです。

“ブラックパンサー”ベイノア選手の特徴

“ブラックパンサー”ベイノアは、極真空手・キックボクシングの元選手で、RISEウェルター級のチャンピオンにも輝いています。2021年からはRIZINに参戦し、総合格闘家に転向しています。転向後は1勝3敗と負け越してしまいましたが、その後アメリカのアメリカン・キックボクシング・アカデミーでおよそ一年練習を重ねました。先日の井上雄策選手との対戦では、判定勝利を収めています。ベイノア選手のファイトスタイルは、当初は得意の打撃を生かした距離で戦うことが多かったですが、特に前戦では距離をとるアウトボクシングスタイルでの戦いを見せています。個人的には、勝つためのスタイルを探している段階に見えます。

試合展開予想

両者が対戦するとどうなるか、試合開始後はケース選手がリーチを生かし、ジャブでプレッシャーをかけていく展開になると思われます。ベイノア選手はリングを回りながら様子を伺い、時折サウスポーに変えながら、空手仕込みのロー、ミドル、ハイを打ち込む展開となるでしょう。この中でケース選手のタックルが決まりテイクダウンに成功すれば、早い段階でケース選手の一本勝ちもあり得ます。ベイノア選手がケース選手のタックルを切れることが前提ですが、ケース選手が強打を打つため距離を縮めた時に、カウンターでベイノア選手が有効打を打ち込むことができれば、ケース選手は容易に距離を縮めることがなかなかできないでしょう。それでもケース選手の過去の試合を見ると、自分の打撃を当てるため撃ち合ってくれる選手です。その中にベイノア選手の勝機があるのではないでしょうか。

まとめ

ポイントは2つあると見ています。①ベイノア選手がケース選手のタックルが切れるのか②タックルが切れたとして、撃ち合いの展開でどちらが有効打を打てるのか。またベイノア選手は4月29日に試合をしたばかりで、ケース選手の前戦は2022年12月31日で期間が空いています。試合勘という点ではベイノア選手が有利という見方もできます。両者ともRIZINでは知名度のある選手ですから、盛り上がる試合となるでしょう。

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