RIZIN.47 徳留一樹 VS 宇佐美正パトリックの試合展開予想

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2024年6月9日に行われるRIZIN.47の対戦カード、徳留一樹 VS 宇佐美正パトリックの試合展開予想を両者の特徴を交えながら書きたいと思います。

徳留一樹選手の特徴

徳留選手はパンクラスで活躍した後、2012年UFCに参戦しています。UFCではジョニー・ケース選手らに敗れてしまいましたが、パンクラス復帰後はライト級チャンピオンに輝きました。その後One Championshipに参戦し2勝2敗の結果を残し、2021年RIZINに初参戦しています。RIZN初戦にホベルト・サトシ・ソウザ選手に1R三角絞めによる一本負けを喫し、一時引退を表明していましたが、今回復帰を表明しています。徳留選手の以前のファイトスタイルは、足は地面につけたまま左右に小さなフェイントやジャブを打ちつつ距離を見ていくスタイルでしたが、距離を遠く設定し、隙を見て連打しながら距離を詰めテイクダウンするスタイルに変化しています。しかしリーチを生かした打撃で効かすこともできる選手です。

宇佐美正パトリック選手の特徴

宇佐美選手は空手を経験した後ボクシング高校6冠を達成して、総合格闘技に転向し、RIZINには2022年から参戦しています。“ブラックパンサー”ベイノア選手相手に衝撃的なKO勝利を収め、格闘技ファン選手の注目を集めました。宇佐美選手のファイトスタイルは、短いジャブと体を伸ばし顔面に当てるフック気味に当てるジャブを使い分けながら、右の強打を常に狙うファイトスタイルです。またMMA前戦から期間が空いていることもあり、レスリング、寝技のスキルは未知数の部分が多い選手です。

試合の展開予想

両者が対戦するとどうなるか1R序盤でこの試合の流れが決まると見ています。徳留選手がテイクダウンに成功し、ポジションをキープできれば早いうちに1本勝ちする可能性が高いでしょう。宇佐美選手のテイクダウンディフェンス能力が上がっていたり、そもそも組まれないようにする技術が上がっていれば、終始宇佐美選手の試合になるでしょう。また最近の徳留選手は打撃を効かされる場面も多く、宇佐美選手が序盤で得意のパンチで試合を決める可能性も大いにあるでしょう。しかし、多くの団体で様々相手と激闘を繰り広げてきた徳留選手です。試合途中で、宇佐美選手の癖を見つけてそこをついて勝負を仕掛けることもあり得るかもしれません。

まとめ

この試合のポイントは徳留選手がテイクダウンできるかでしょう。徳留選手がテイクダウンできれば徳留選手の勝率が大きく上がります。ここで不確定要素として、宇佐美選手のMMA前戦からの成長があります。宇佐美選手の成長次第ではテイクダウンを許さず、得意の打撃で試合を支配できるでしょう。徳留選手は再起を賭けた試合、宇佐美選手は上へ上がるため大切な試合となるため、緊張感がある試合となるでしょう。

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