2024年7月28日に行われる超RIZIN3の対戦カード、芦澤竜誠 VS 皇治の試合展開予想を両者の特徴を交えながら書きたいと思います。
芦澤竜誠選手の特徴
芦澤選手は元K-1の選手で、RIZINには2023年から参戦し総合格闘技は1戦しか経験していない選手です。その対戦相手がオリンピックレスリング銀メダリストの太田忍選手で苦戦を強いられました。そのため芦澤選手のファイトスタイルは不明瞭な部分はありますが、遠い距離からリーチを生かした打撃を当てるスタイルだと思われます。個人的には体格から想像し得る以上の瞬発力やバネがあり、独特の動きで対戦相手から見れば捉えづらい選手なのではないかとみています。
皇治選手の特徴
皇治選手は元K-1の選手で2023年に芦澤選手と同じく大晦日のRIZINで総合格闘技デビューしました。芦澤選手同様まだ総合格闘技は1戦しか経験していませんが、その戦いでは見事に総合格闘技にフィットさせた姿を見せました。皇治選手のファイトスタイルは、その1試合限定にはなってしまいますが、中間距離を維持しながらタイミングをみて左右の連打で詰めていくファイトスタイルです。ただこれは寝技が得意な三浦選手だから取った戦略だと思われあまり参考にならないかと思われます。組みの力はキック出身の中では強い方で、リング際では体位を入れ替えたりすることが出来ます。また肘やサッカーボールキックなど、状況に応じて相手にダメージを与える攻撃の選択に長けた選手です。キックボクサー時代の頃のように試合終了ゴングが鳴るまで諦めない強い心はより総合格闘技に向いているのではないかとみています。
試合展開予想
両者が対戦するとどうなるか、芦澤選手が遠い距離を保ちたい、皇治選手が近い距離で戦いたい構図となると思われます。芦澤選手は出入りが早くトリッキー気味な攻撃を仕掛け、皇治選手はそのタイミングをみて左右の連打で応酬するでしょう。その中で距離が詰まり組みの展開になれば、皇治選手がロープ際まで持って行き、離れ際に肘を打ち込むなどダメージを与えるでしょう。しかし芦澤選手は、体格の割に瞬発力がありますから、隙を見て離れることも考えられます。仮にどちらかがテイクダウンに成功し相手の背中をつけれたとしても、どちらもトップキープし続けることは難しいと思いますので、基本的にはスタンドの展開が主となるでしょう。有効打では芦澤選手だろうと思いますが、芦澤選手は打たれ弱く皇治選手は打たれ強いです。そのためフィニッシュ決着なら皇治選手のTKO勝利、判定決着なら、組みの時間が長ければ皇治選手の勝利、組みの時間が短ければ芦澤選手の勝利となるでしょう。
まとめ
ポイントは皇治選手が距離を詰めて近距離の打撃または組みの展開に如何に持ち込めるかでしょう。お互いファンが多い選手ですから、試合当日は大変な盛り上がりとなるでしょうから、今から楽しみですね。
