総合格闘技におけるファイトスタイルは得意分野により様々あります。スタンド、レスリング、寝技のうちどれが得意かによりファイトスタイルは別れるため、本記事では個人的な見解でそれを分類することにより、総合格闘技のファイトスタイルについて考察したいと思います。スタンド、レスリング、寝技それぞれに得意かそうでないかの2通りに分け合計8通りのファイトスタイルがあるとして分類しました。(この記事には広告を含みます)
実際はスタンド、レスリング、寝技が得意かそうでないかに明確に分けられる単純なものではなく、10段階評価で10の人も6の人も得意と分類していますので、得意の中にも大小あります。また、例えばレスリングだったら、テイクダウン能力とテイクダウンディフェンス能力など様々な側面があります。さらに細かく言えば、テイクダウン能力といっても、上のテイクダウンもあれば下のテイクダウンもあり、もっと細かく設定出来ます。今回の分類はまず大枠で考えるための分類と思ってもらえればと思います。
①スタンド、レスリング、寝技全て得意
堀口恭司選手など。
②スタンド、レスリングが得意
ファン・アーチュレッタ選手、鈴木千裕選手、斎藤裕選手、牛久絢太郎選手、朝倉兄弟、平本蓮選手、扇久保博正選手、堀江圭功選手など。
③スタンド、寝技が得意
ホベルト・サトシ・ソウザ選手、クレベル・コイケ選手など。
④レスリング、寝技が得意
神龍誠選手、ヴガール・ケラモフ選手、武田光司選手、太田忍選手、元谷友貴選手など。神龍選手はいわゆる、シンプルなタックルを仕掛けてテイクダウンというより組みついて足を絡めて密着させて倒し寝技に持ち込むのが得意な選手です。
⑤スタンドが得意
久保優太選手など。
⑥レスリングが得意
倉本一真選手など。
⑦寝技が得意
横山武司選手など。
⑧全て不得意
流石にほぼいない。
まとめ
今回は大まかにファイトスタイルを分類する記事を書いてみました。当然ではありますが、スタンド、レスリング、寝技どれも得意な堀口選手は実績が大変高いです。またどれかが突出している、かつ、それを活かすその他の能力が高い選手も実績が高いです。例えば、RIZINバンタム級王者の朝倉海選手なんかは、テイクダウンディフェンスやテイクダウンされた後のリカバリー能力が高いため、得意のスタンディングで勝負をかけることが出来ています。当然ではありますが、いかに全ての能力を高めるか、突出した能力をいかに発揮できるかが上位に食い込むポイントではないでしょうか。