総合格闘家のセンスについて

格闘技

時々、総合格闘家のセンスについて語られることがありますが、曖昧な部分が多いです。そこで個人的な解釈でそのセンスについて分類とともに書きたいと思います。

ここで言う経験は、18歳までとします。また小学校の数年の経験も含みます。小学校の頃の数年の経験も多いにプラスになると考えているからです。また、ここで言うセンスは生まれ持ったフィジカルの強さも含みます。また、総合格闘技を習っていた人はセンスなのか慣れなのか判断しにくいので除外します。

①運動自体が未経験

18歳まで部活などで運動自体が未経験。センスが最も必要とされ、現在、総合格闘家上位陣にはなかなかいない。

②野球などの運動はしていたが、ボクシング、キックボクシング、レスリング、柔道、柔術、空手、相撲、テコンドーなどの格闘技が未経験

18歳までボクシング、キックボクシング、レスリング、柔道、柔術、空手、相撲、テコンドーなどの格闘技が未経験。センスが2番目に必要とされ、難易度が2番目に高く、人気選手に時々いる。元谷友貴選手、所英男選手、弥益ドミネーター聡志選手など。

③ボクシング、キックボクシング、レスリング、柔道、柔術、空手、相撲、テコンドーなどの格闘技を経験

総合格闘家の上位陣の多くが該当する。RIZINチャンピオン経験者である、イリー・プロハースカ選手、ホベルト・サトシ・ソウザ選手、堀口恭司選手、斎藤 裕選手、牛久絢太郎選手、クレベル・コイケ選手、ヴガール・ケラモフ選手、鈴木千裕選手、マネル・ケイプ選手、朝倉海選手、フアン・アーチュレッタ選手、全員がここに該当する。今人気の朝倉未来選手、平本蓮選手、扇久保博正選手、太田忍選手、金太郎選手、スダリオ剛選手、武田光司選手、堀江圭功選手、矢地祐介選手なども該当。

こう見てみると、よく知られた総合格闘家のほとんどが18歳までになんらかの格闘技を経験しています。そのため、未経験の分野がどれだけ短期間で強くなれたかが総合格闘家のセンスの基準となり得るのかもしれません。現在は総合格闘家の低年齢化が進んでいて、今後は上位陣は総合格闘技経験者がほとんどになると思われます。その時は、総合格闘技の経験年数が少なくても実力がある選手がセンスがあるということになるでしょう。

細かいことを言えば、この分類では、例えば、小学校数年レスリングした人と大学までレスリングした人はともに③に含まれてしまうので、もっと細かい分類も出来ますが、今回は見送ります。

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